コーヒー焙煎担当者よりごあいさつ

皆様にとってコーヒーとは?

ホッと一息つく時間?
自分を取り戻す時間?
大切な人と笑顔になる時間?

1杯のコーヒー。
それが生活に欠かせない時間を作ってくれます。

はじめまして。『山王珈琲焙煎所』の椎名浩子と申します。

創業88年以上になる茨城県取手市のお煎餅屋さん『椎名米菓』に嫁いでから、
主人の父と共にお店を切り盛りしています。
早いもので30年が過ぎました。

そして2023年。新たに、椎名米菓の隣にコーヒー豆の焙煎所をオープンいたしました。

「なぜ、お煎餅屋さんがコーヒー?」
「お茶の方が合うんじゃないの?」と言われそうです。

私にとってコーヒーは、毎日を支えてくれる、なくてはならない存在です。
皆様がコーヒーを飲みたくなる瞬間はどんなときでしょうか。

カフェインが含まれているので、朝の目覚ましや、仕事中の眠気を抑えるために飲むイメージが強いでしょうか。

朝、私も決まってコーヒーを淹れます。
香ばしい香りに包まれながら、丁寧に淹れていると「今日も頑張ろう!」という気持ちになります。

主人にも「頑張ってね!」の気持ちを添えて…
義父にも「今日もよろしく」と…
人生を全うした義母、義祖父母にも「そっちはどうですか?」と…

コーヒーには気持ちを切り替えたり、心をほぐしたりできる不思議な魅力が秘められています。
そして、コーヒーに気持ちを添えて、大切な人を笑顔にすることだってできるのです。

私には2人の子どもがいます。今でこそ成人し、手がかからなくなりました。
彼らが小さかったころ、家事に育児に仕事に奔走する毎日でした。

そんなとき、一息つくために淹れたコーヒー1杯分を楽しむ時間が
「子どもたちのお母さん」ではなく、
「椎名米菓の嫁」でもない、
「椎名浩子」に戻れる瞬間だったのかもしれません。

自分自身に戻れる時間。
大切ですよね。

社会を生きる。
ひとりひとり、毎日があっという間に過ぎ去ってしまう方ばかりでしょう。

そんな毎日を、一所懸命に生きる自分をねぎらっていますか?

私たち山王珈琲焙煎所は、そんな毎日にそっと寄り添うコーヒーをお届けします。

コーヒーが飲めなかった人でもおいしく飲めるコーヒー

2022年、私は運命のコーヒーに出逢いました。
知り合いに誘われて参加した焙煎講習会で出逢ったコーヒーは
今までのコーヒーの概念を変える感動でした。

雑味がなく、クリアで、果実を感じるフルーティな優しい甘さ。
それでいてコーヒーの香りはしっかりとひろがります。

山王珈琲焙煎所が提供するコーヒー豆は、
焙煎の前にしっかりと生豆を洗うため
雑味やえぐみの原因となる汚れをしっかり落とします。
だから、身体と心に優しいはずです。
それは、『冷めても、美味しいコーヒー』の原点です。
お客様に味わっていただければ、わかってもらえる私たちのコーヒーにかける想いです。

安心安全で健康で笑顔になれる焙煎コーヒーを提供します。
そして、頭にイメージしたのは、お客様、仲間、家族の喜ぶ顔でした。
『冷めても、美味しいコーヒー』を提供したい。
講習の帰り道、「絶対に珈琲焙煎所をオープンしたい!」と決意したのです。

人間、いくつになっても伸びしろがある

ある年、から揚げの腕前がぐーんと上がった(笑)。

ある年、椎名米菓2代目店主の義父が50年近く研究した秘伝の味をベースに、
失敗を繰り返しながら『マハラジャカレー煎餅』を発売することができた。

そして2023年、山王珈琲焙煎所をオープン。
ゆくゆくはカカオ焙煎にも挑戦してみたいと密かに思っています。

挑戦することを諦めなければ、人間いくつになっても伸びしろがあるものです。

いつか「こんな憩いの場をつくってくれてありがとう!」と
お客様の笑顔に囲まれ、コーヒーを飲む日が楽しみなのです。

山王珈琲焙煎所は、お客様ひとりひとりの好みに合った焙煎で
「究極の1杯」を一緒に追求できる体験型焙煎所です。

本来のコーヒーの味に出逢い、
冷めてもおいしいコーヒーの本当の味を知れば
日々の生活がもっと楽しく豊かになるはずです。

おいしさと健康と笑顔。
そんなお手伝いを『山王珈琲焙煎所』ができれば幸いです。